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System 7

インタビュー: System 7

音楽に最高の興奮と喜びを求めるなら、あなたがSystem 7を聴かない理由なんて、どうしたって見当たらないよ!!
By クラムボン ミト

負の妄想はもう捨てよう。思い描くのは希望ある世界。未来を変える、変えていこうとするリズム。躍動感。生命力。踊らずにいられない。これは私たちを奮い立たせる1枚です。
By 手塚 るみ子 (MusicRobita)


New release:

System 7 / Up

System 7 / Up



手塚治虫「火の鳥」にインスパイアされた 前作『Phoenix』以来4年ぶりとなる System 7 待望のNEWアルバム 『Up』6月8日 リリース!<日本盤のみボーナストラック収録>
* 初回特典:PositiveNoise PV収録DVDをプレゼント!



Recommended Video:

System 7 / PositiveNoise PV

System 7 / PositiveNoise PV



前作「火の鳥」のビデオクリップがオランダ・アニメーション・フィルム・フェスティバルのミュージックプロモーションビデオ部門に入選する等、その卓越したクオリティに世界中からの話題を集める映像クリエイター・チーム『Mood Magic』(迫田悠 /森本晃司 / 渡部暁)によるSYSTEM 7最新ビデオクリップ!!


手塚治虫の「火の鳥」にインスパイアされ制作された前作から4年ぶりとなるアルバム『UP』のリリース(6月8日発売)を控えた、System 7に、新作制作秘話、アルバム名『UP』、先行シングル『PositiveNoise』に秘められたメッセージの全貌、等を訊いたBeat Culture独占ロングインタビュー。
interview with : System 7:
System7
System7
――手塚治虫の「火の鳥」にインスパイアされ制作された前作から4年ぶりとなるアルバムリリースとなるわけですが、その当時「次回作はよりミニマル/テクノを意識した作品にしたい」と発言されていましたが、そのコメント通り、本作はよりソリッドなミニマル/テクノな作品に仕上がっているように感じました。そんな本作にはどのようなテーマやコンセプトを持って取り組まれていたのですか!?
System 7: 本作は、前作のようにコンセプチュアルに手塚治虫作品からのインスピレーションのようなものは反映されていないのだけれど、既に僕らの創る作品は「火の鳥」の影響を潜在的に受けていると言っても良いかもしれないね…。本作「Up 」は、よりシンプルにミニマル・テクノ的なフィーリングを提示しようと試みたんだ。この所、頻繁にベルリンを訪れるのだけれど、そこで出会うテクノシーンのクラウド達がとてもポジティブなヴァイブレーションを放ちながら楽しんでいるフィーリングを感じ取ることが出来たんだ。そして、それは90年代後半のテクノシーンの「ソレ」とは異質の物だったんだよ特にU.K.のテクノシーンのダークなムードとは明らかに違ったんだ。このベルリンでの体験が本作「Up」のベースとなるインスピレーションの源かな!? また、大きな意味で解釈すると本作は『火の鳥~鳳凰編』の「我王の悟り」を表現していると言っても良いかもしれないけれど…。
――コラボレーター、そしてリミキサーも含め、多岐に渡って参加アーティストが集結している本作ですが、それぞれどのような経緯で作品を作る事になったのですか? まずはアルバム中2曲に参加しているGuy Called Geraldに関して制作時のエピソード等があれば教えて下さい。
System 7: Geraldとは、彼がロンドンに住んでいた 90年代からの付き合いなんだ。 彼は元々マンチェスター出身で、UKのアシッド・ハウスのシーンを成功に導いた黎明期のアーティストの中の一人なんだよ。それに彼はUKのドラムンベースシーンの革新者でもあり、数年前に彼とイビザで出くわした際に、現在彼がベルリンに住んでいるという事を知るんだけれど、それを知った2006年以来、頻繁にベルリンを訪れる事になり、その都度彼と逢っていたんだ。そんな中「アルバムでコラボレーションをしよう!」という話しが持ち上がって来たのは必然な事だったかもしれないね。そんな話を持ちかける以前から、エレクトリックセッションをしていたし、そんな数々のセッションの中から「PositiveNoise」 と 「I Seem To Be a Verb 」をアルバムに収録する事にしたんだ。 PositiveNoiseのアルバムヴァージョンはLive録音で収録してあるんだ。その作業過程はとても興味深い現代のテクノミュージックのコンテクストを反映していると思うよ。
――2曲目収録曲「Funky Gong」は、その名の通り、Joujoukaのギタリストとしても活躍しているFunky Gongの楽曲をSystem 7の解釈によりアレンジしたトラックのようですが、原曲は「Falling」という題名です。その曲のSystem 7 Remixという表記にせず「Funky Gong」にした事に何か意図はあったのですか!?
System 7: 彼の曲をリミックスするという話しが浮上した時点で既に「この曲を更にリミックスしてSystem 7のアルバムに収録する」という取り決めをしていたんだ。なので、既にこの曲のオリジナル“Falling”のSystem 7 Remixという物も存在はしているのだけれど、更にそこからヴォーカルをカットして、僕のギターやエレクトロニクスを足してみたんだ。以前から“Funky Gong” っていう響きがとてもクールだと思っていたから、ここぞ!とばかりに曲名として使用させてもらったんだ。今回“Funky Gong”とオリジナルの曲名から敢えて変更したのには2つ理由があって、1つ目は、かつて僕らが活躍していたサイケデリック・ロックバンド「GONG」に因んだ名前を付けるのは、僕らのファンにとっても何か特別な意味があると考えたのと、2つ目は、彼の名前を今以上にもっと世界に広めてあげたかったからなんだ。
――3曲目「Berimbau」ではROVOの勝井祐二氏が参加されています。昨年の来日時のUNITでのLiveにも勝井氏の姿がありました。このステージでのLiveがきっかけでアルバム内での起用を思いついたようですが、あなた方が考える、勝井祐二の魅力を教えてもらえますか!?
System 7: 僕らが初めてROVOを知ったのは2002年の武尊祭。この武尊祭では、ROVOの他に、レイ・ハラカミ、そしてそこでROVOのVJをしていた迫田悠にとても感銘を受けたんだ。前作「火の鳥」の際に一度コラボレーションを考えたのだけれど、タイミングが合わなくて…。しかし、GONGのアルバム「2032」で「エレクトリック・バイオリンを入れたら良いのではないか!?」と言う閃きがあったので、早速参加してもらったんだ。目論み通り、素晴らしい出来映えになったので、昨年僕らが代官山UNITに来日した際に、急遽Liveセットに参加してもらい新曲「Berimbau」にバイオリンをかぶせてもらったんだ。Berimbauはブラジルにある民族楽器の名前なんだけれど、 祐二にこの楽器の事を話したら、知っているというだけでなく、所有もしているというからビックリしたよ!ちなみにそんな祐二のROVOと、僕らSystem 7のスペシャルコラボレーションLiveが今年の11月に日本で実現する予定だよ。
System7
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――7曲目の「Dolphin Smack」は、Josh Winkのバナナのジャケで有名なアルバム「When a Banana Was Just a Banana」に収録されている楽曲です。このトラックをリミックス楽曲に選んだ経緯を教えてもらえますか!?
System 7: Dolphin Smack のオリジナル曲は、よくDJセットで使わせてもらっていたんだ。この曲は他の曲のブレイクにMixして差し込むのにとても相性が良かったんだ。この曲は僕らのLiveセットにもたまに素材として差し込んだりもする位、相性が良かったんだよ。ベルリンでアルバム制作をしている最中に「こんなに相性がいいならDolphin SmackをSystem 7 Mixとしてアルバムに収録してみたらどうか!?」というアイディアが思い浮かんだので、早速Joshに相談したら快諾してくれたんだ。
――先行リリースされるPositiveNoiseでは、Carl Craigと、A.Mochiのリミックスがカップリングされています。いずれも異なったアプローチと解釈で原曲をアレンジしていますが、彼らをリミキサーとして選考するにあたって何かエピソードはありますか!?
System 7: Carl Craig とは、僕らのトラックを初めてリミックスしたのが 1994 年、そして1995年にアルバム「Power of Seven」という作品をコラボレーションで発表している間柄なんだ。最近もデジタルでのリリースのみだけれど、System 7 Classics というリミックス作品で、Carlにも参加してもらっているんだ。そしてこのCarlのリミックスが ベルリンの人々にもの凄く評判が良くて「Sysytem 7関連の楽曲の中でNo.1だ!」と言ってくれる人も多くてね…。ならば、「PositiveNoise」のリミックスもCarlにやってもらってみては!?と考えたんだ。彼独特のテクノ感が盛り込まれていると思うよ。あと、今回の作品に日本人のリミキサーを起用したかったんだ。そんな中、ヨーロッパのテクノシーンで急成長し、もの凄く評判の良い日本人アーティストA.Mochiを知るきっかけがあったんだ。彼はドイツではもの凄く評価が高いからね…。彼がこの楽曲を手がけてくれたのは日本が大震災に見舞われた数日後…。そんな大変な最中に仕上げてくれた本作の中に、日本人の素晴らしい前向きさを見出すことが出来たよ。そう言う意味でも正にこの作品には「PositiveNoise」が秘められていると思うよ。
――PositiveNoiseは前作同様にMood Magicがビデオクリップの制作にあたっています。GONGの「2032」を含めると、あなた方が関わっているプロジェクトへの映像提供は今回で3度目となるのですが、彼らの映像とSystem 7のサウンドとの相性の良さの秘訣は何処にあるとお考えですか!?
System 7: 遡ると、初めて森本晃司の作品で感動したのは1995年にケン・イシイの「Extra」のビデオクリップを観たときなんだ。2004年に彼と初めて逢った際「是非一緒に仕事がしたい」と言ってくれたのは凄く嬉しかったよ。そんな縁から彼に加え、迫田悠、渡部暁と共にMood Magicを名乗り、ファンタスティックな手法で僕らの楽曲を彩ってくれているんだ。彼らの作品はサイケデリックなエネルギーをとても現代的な表現で、かつ未来的手法を用いて表現してくれている。これからも僕らと共に作品をクリエイトして行くパートナーであってほしいと思っているよ。今回のビデオクリップ「PositiveNoise」は沢山の愛に満ちあふれた作品だよ。
――本作は、俗にいわれている2012年の マヤ歴での「人類滅亡説」のネガティヴなイメージを別の解釈で捉え、前向きなメッセージを込めた作品だと伺っています。アルバムタイトル「Up」(上昇)というタイトルに込められた思い、そしてリード曲でもあり、プロモーションビデオにもなっている。 「PositiveNoise」(前向きな雑音) というタイトルにも表れているように、本作では不穏な音の中に埋もれているポジティヴな本質を見抜き、今よりも更に良い世界を創り上げて行こうというメッセージが込められているように感じますが、あなた方が考える2012年の人類は、どのような方向に向かうべきだと考えていますか!?
System 7: 僕らはマヤ歴が示している2012年12月で人類が終焉するという説を信じていないんだ。確かに近年とても重大な災害が世界各地で起きているけれど…。特に日本での3.11は顕著な例だよね。でも、そんな災害は地球の歴史上何度も起きているし、これから先も起こって行く事だと思うんだ。こうした地球規模の災害は特定の日付が決められて襲いかかるという物ではないと考えているよ。我々が2012年のマヤ歴を信じるとするならば、それは「スピリチュアルなレベルでの人類の変革を意味するタイミング」だと考えているよ。それは「終わり」という事ではなく、新しいサイクルへの「始まり」のような…。壮大な新年へのカウントダウンとも言えるだろうね…。なのでマヤ歴の示す2012年12月を、我々はポジティヴに捉え、祝うべきだと考えています。グアテマラのマヤ先住民族の指導者「ドン・アレハンドロ・Cirilo・ペレス・Oxlaj」はこう言っています。「パニックを引き起こさないで下さい。そうしたパニックが2012年の終焉のシナリオへのきっかけとなってしまうかもしれません。こうした事に、精神的エネルギーを得る人も居れば、神経質になってしまう人が少なからず出てくるであろう」と指摘しています。私達のアルバム「UP」には、2012年のシナリオに関して、上を向きポジティブに振る舞い、寛大であってほしい。あなたの仲間、そして人間を愛し、地球を癒すために働いてほしい。人生は続きます。我々と共に歩んで行きましょう!という事をメッセージとして秘めています。
System7
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――そんな中、ご存知のように日本は東北関東大震災をきっかけに、未曾有の災害から復興に向けて立ち上がろうとしています。本作は、3月11日以前に完成しているものの、このようなメッセージを持ったアルバムは、今回の災害からの復興を目指す日本人達にとって前向きな光を指し示してくれる作品となるように思うのですが、もし何か付け加えてメッセージがあるようであれば、よろしくお願いします。
System 7: もし私達の音楽が、ほんの少しでも3.11の災害以降の日本の皆さんに幸せな気持を共有出来るのであれば、光栄です。音楽は、エネルギーと意識を繋ぐの偉大なる循環装置です。これまでに何度も来日して来ましたが、私達は日本が大好きです。そして、これまでに日本から沢山の素晴らしいインスピレーションを貰ってきた事に感謝しています。3月11日の震災後、この異常とも言える状況に対処しながら復興して行く様は我々に素晴らしい感銘を与えてくれています。不死鳥(Phoenix)の如く今までにも復活したように、今後もまた甦る事と信じています。私たちの音楽を通して、日本の友人達に最大のサポートと前向きな気持ちを与えたいです。どうか、皆さんの精神と希望が更に向上(Up)しますように... 。夢が育まれ向上(Up)しますように...。
――今、世界は原子力発電と、エネルギーの在り方について大きな議論と共に変革が求められています。アーティストという立場にいる人々は、これらの問題意識が非常に高く、メッセージを作品に込めて発信している人々も少なくありません。あなた方はこのような原子力問題等へ定義するアクションを作品と共に起こした事はありますか!?
System 7 : 僕は1977年から、グリーン・ムーブメントという活動と繋がりがあって、ドイツの原発に反対をしていたんだ。1978年にはスティングと共に「Nuclear Waste」というレコードを発表した事もあった。「何百年も危険なままの廃棄物をどうするつもりなのか?」という 原子力発電への問題定義を、パンクなスタイルの歌詞に乗せて制作したんだ。「誰が儲かるのか!? 僕じゃない。あなたでもない。誰がリスクを背負うのか!?それは私達全員が背負う事になる…」 私はこの事に関して狂信的にはなっていないつもりだよ。 近年の原子力制作が安全を優先に政策されているという側面も充分理解しているつもりだし。しかし、私は原子力発電が抱えている本当の大きな問題は、原子力発電企業が事実を教えていないと言う事にあると思うんだ。これは世界全体の問題だよ。旧式の危険なプラントは直ちに安全な形で廃炉するべきだと思うよ。そして我々は、これ以上原子力に膨大なお金をつぎ込むべきではなく、安全に持続可能なエネルギーの生産ができるような方法に多くの投資をする必要があると思っています。
――最後に、今後の予定を教えて下さい。
System 7: 今年はアルバムリリースに併せた多くのLiveセットを世界中のフェスティバルにてプレイする事になっています。日本にはフジロックフェスティヴァルに出演する予定。更に11月にはROVOと共にこの日の為だけのスペシャルライブセットをコラボレーションで披露する予定だよ。そして現在ROVOのリミックスを制作している他、SUGIZOの楽曲のリミックスも手がけているよ。あとは、某有名バンドと共に、新しいレコードレーベルを立ち上げる予定もあるんだ。更に2012年の5月から6月にかけて再びGONGのLiveツアーをする事を計画中だよ。
インタビュアー:Kotaro

Biography:
System 7
System 7はスティーヴ・ヒレッジ(Steve Hillage)とミケット・ジローディ(MiquetteGiraudy)の2人組ユニットで、前身である伝説のプログレバンドGONG時代から数えると、二人のキャリアは30年にもおよぶ。SYSTEM7としては過去に7枚のアルバムをリリースし、2000年には自身のレーベル"A-WAVE"を立ち上げる。そのエレクトリックギターをフィーチャーしたサイケデリックなテクノサウンドでオリジナルなハーモニーを奏で続けてい る孤高の存在だ。日本でのライヴパフォーマンスとしては、広島・厳島神社で行われた世界聖なる音楽祭、TOKIO DROME、渚音楽祭、朝霧ジャム、MOTHERなどで99年から現在まで毎年コンスタントに来日を果たしており、その時空を超えたパフォーマンスで若い世代からの支持も確実に増やし続けている。05年には新アンビエント・テクノ・ユニット『Mirror System』のアルバムを発表、07年手塚治虫氏の代表作である『火の鳥』をトリビュートしたアルバムをリリース。このアルバムは、Son Kite,Eat Static,Slack Baba, クラムボンのMitoなど多くのコラボレーターも参加する大作となり、気鋭の映像クリエイターユニット“ムー℃ マジック”によるPVがコンパイルされた。このPVは各国で高い評価を受けている。09年、Fuji Rock Festival Orange Courtのヘッドライナー、奄美皆既日食音楽祭の日食直前のライブを行う。そしてGONG再結成アルバム『2032』リリース & 世界ツアーを敢行。2011年6月8日には待望のニューアルバム『Up』のリリースが控えている。

オフィシャルサイト:
http://www.a-wave.com http://www.wakyo.jp
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